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GOQ伝説外伝

大晦日は格闘技三昧!

いつの頃からか、大晦日といえば格闘技が定番になってしまったが、今日も好カードが目白押しだった。「フジテレビ」では「プライド男祭り2004」、「TBS」は「レコード大賞」終了後、「K-1 PREMIUM Dynamite!!」が行われ、まさに2004年度を締めくくる戦いが繰り広げられた。「プライド」は夕方6時よりぶっちぎりで5時間の放送ということで、今年の試合を振り返りながら、メインイベントの「ヒョードルVSノゲイラ」戦まで行った。私はこの大晦日、初めて一度も「紅白歌合戦」を見なかった。それほど充実した戦いが繰り広げられた。

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今回感動した試合を語る前に、「K-1 PREMIUM Dynamite!!」で行われたメインイベントの試合「曙VSホイス・グレイシー」戦を振り返ってみよう。格闘家に転向して5戦全敗という不甲斐ない成績でまさに崖っぷちの「曙」。しかし、今度は総合ルールという事で、撃ち合いだけではなく、相撲技も使えるルールという、「曙」にとっては再起を賭けた追い風ルール・・・だったにもかかわらず、その不甲斐なさに拍車をかけてしまった。体重が半分以下の人間に負けてしまった。「ホイス」は日本での試合になれている上に、総合ルールでの経験も豊富だが、ルール的にいえば、「曙」有利は絶対であった。しかし、結果は上に乗っていたにもかかわらず、簡単に腕をとられてのギブアップ!彼の最大の武器である、重さを生かせなかった「曙」にはもうこの世界で生きていく術は残されていない。相撲の世界で横綱まで登り詰めた男の末路はあまりにも悲しい三行半扱いである。もう格闘ファンが彼を応援することはありえないんではないか?まるでこれでは、競馬馬「ハルウララ」と同じではないか?「曙」ファンには申し訳ないが、プロの格闘家で彼に負ける人間はいないと思う。

さて、話題を変えて、「K-1 PREMIUM Dynamite!!」では、今回すばらしい試合がいくつもあった。カード的にいったら、いつもの立ち技主体の「K-1」ではない今回の「K-1 PREMIUM Dynamite!!」ならではの、異種格闘技戦の連発である。中でも一番の目玉は、史上最強の初心者「ボビー・オロゴン」である。「さんまのカラクリTV」で、「曙」を倒した「ホイス・グレイシー」と対戦し、彼に認められた事から、その格闘魂に火がついた。そんな彼の対戦相手はフランスの喧嘩屋の異名を持つ「シリル・アビティ」だ。「K-1」選手だが、「K-1」時代から何でもアリの男。しかし、試合が始まった途端、史上最強の初心者はフランスの喧嘩屋に対して、ひとつも臆する事無く立ち向かった。結果は、みなさんご存じの通り、勝ってしまった!のだ。途中不用意に飛びこんで、パンチを受け倒れてしまったが、終始「ボビー」は「アビティ」をリードし、判定でモノにした。もし彼がこのまま格闘家を目指したら・・・世界一笑える最強の格闘家になるであろう。なんと言っても彼は皆から愛されている。

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そしてその次のカードは、中量級最強カリスマ対決、元王者「魔裟斗」VS神の子「山本KID」だ。中量級の中で最強を誇るイケメン「魔裟斗」に対して、神の子「山本KID」は格闘一家に生まれた、今一番危険な男。美人レスリング姉妹「美憂・聖子」の間に生まれた彼もまたイケメン格闘家。「魔裟斗」はただの消化試合と言っていたが、「山本KID」はそんな王者に序盤から牙をむいた。10cm高い「魔裟斗」に対して、距離をとって戦う「山本KID」。本来なら距離を詰めるのが常識なのだが、彼のパンチは異様に延びてくる。そして1Rいきなり「魔裟斗」のダウン。「KID」の左をモロに受けてのダウンに会場も最高潮。しかし、すぐに立ち上がり、試合続行。しかし、今度は「KID」が「魔裟斗」のローブローを下腹部に受け(イタイだろうなぁ)試合続行不可能の危機に・・・。しかし、試合は何とか続行され、その後は一進一退の攻防が続く。経験・実力から言えば圧倒的に「魔裟斗」が上だろう。しかし、この「山本KID」という男。何かやってくれそうでワクワクする。2ラウンド目はいきなり「魔裟斗」の先制攻撃。今度は「KID」がダウンする。それからはまさに喧嘩状態。お互いプライドのぶつかり合いで一歩も引かない。日本人がこれほど打ち合う姿はいまや伝説のボクシング試合「辰吉VS薬師寺」戦以来ではないだろうか?3ラウンドに入っても、二人のぶつかり合いは続く。結局最後までスピード・手数とも衰える事無く、勝負は判定へ・・・。結果は「魔裟斗」が勝ったが、お互い笑顔の抱擁を見せ、この死闘をたたえ合った。しかし、大声を張り上げ、涙目で声援する妹「聖子」はお兄ちゃん大好きなんだろうな。

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いやあ、今回は「K-1」の方が面白かったもんで、ついつい語ってしまった。正直「プライド」は最後の「ヒョードルVSノゲイラ」戦だけだったような・・・。他の試合も良かったが、あまりにも簡単に勝負がついてしまったので、印象に残ったのが最後のメインイベントだけだった。もうこの二人の戦いに解説はいらないでしょう。人類史上最強決定戦だけあって、攻防が早すぎて、素人には理解できませんって感じ・・・。将棋の名人戦みたいに相手の何手も先を読んだ戦いは、メチャメチャカッコイイ!それ以外に言葉はありません。結果は「ヒョードル」の判定勝ちだったが、判定する方もどう判定していいか解らなかったんじゃないだろうか。とりあえず、血が多く出ている方が負けって事?みたいな・・・。この二人の戦いは永遠に続くでしょう。だって、誰にも負けるわけ無いでしょ。この二人は・・・。

と言うことで・・・あけましておめでとうございます。今年もヨロシク!
by GOQ41 | 2005-01-01 04:39 | 今日のGOQ
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