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GOQ伝説外伝

プリンセス・メグの決意



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プリンセス・メグこと「栗原恵」が所属していたNECロケッツを退団した。予選を含めたこの夏のアテネオリンピックで、今やバレーボールの顔となった彼女の所属チーム退団の話はバレーボールファンのみならず、普通のスポーツファンの私ですら衝撃的な出来事だった。高校在学中に全日本のメンバーに選ばれて、鳴り物入りでVリーグに入った彼女であるが、その水が自分には会わなかったようだ。一部報道でイタリアセリエAからのオファーもあるとかで、今後の動向が気になるファンも多いはず。
186cmという日本人女性には珍しいバレーボールには恵まれた体格とそのキューティーフェースで一躍国民的人気者になった彼女がオリンピックで感じた物…
それは海外の選手のレベルの高さではないだろうか?このまま日本でやっていても海外の選手との差は縮まるどころか離される一方ではないかと乙女心に感じたのだろう。特にオリンピックでのイタリア戦がそのターニングポイントになったのではないだろうか?日本でのワールドカップ戦やその後の試合でイタリアを撃破した日本チームだが、本番のオリンピックでは全くといっていいほど日本の良いところが出なかった。それは紛れもなくイタリアの本来の力が日本チームに仕事をさせなかった証ではないだろうか?オリンピック最終戦となってしまった中国との勝負は北京への足がかりになったとはいえ、結果は惨敗。しかも、エースのヌイヌイを欠く状態での中国チームにである。まさかの敗退ではなく、順当な敗退を強いられた訳だ。つまり彼女のNEC退団、そして海外移籍は日本代表のエースとしての自覚であり、証である。ファンとしては海外で活躍する彼女を直に応援出来ないジレンマがあるが、将来の日本チーム、次回オリンピックでの彼女の活躍を望むならば、拍手で送り出してあげようではないか。
他のスポーツ競技もそういう選手がいたからこそ、世界で通用するチームが出来たのではないだろうか?例えばサッカーの「中田ヒデ」を含む、現在海外で活躍するサッカー選手達。世界的な知名度の高さがいざ国際試合で戦うときの相手に与えるプレッシャーという武器になっている。今、サッカー界で「ナカタ」の名を知らない海外選手はいない。これは完全なる武器である。しかし、そこまでの道のりは半端じゃないのも事実である。もしかしたら、「メグ」がヨーロッパで戦う事でつぶされてしまうかもしれない。でも、その覚悟で臨まなければ手に出来ない物もあるのだろう。誰かが変えなければいけない日本バレー。やっぱり彼女に頼らざるおえないのかもしれない。自らの意地とプライドをかけて先人達が手にした栄光を取り戻そうとしている女子バレーチームのエース「プリンセス・メグ」の今後に注目しよう。そして、北京で開催されるオリンピックで「世界のメグ」になった「栗原恵」を私は見たい。その時はオリンピックスタジアムを日本人サポーターで埋め尽くし、「東洋の魔女」ならぬ、「東洋の美女」軍団を応援しようではないか!「アテネ」の借りは「北京」で返せ!「栗原恵」「大山加奈」「木村沙織」次の「北京」でもまだ二十代前半の彼女たち。後者の二人も「メグ」に続いて、海外に進出して欲しい。「北京」に成長したこの三人が立ったとき、オリンピックスタジアムに再び日の丸の旗が揚がるのではないだろうか。
by GOQ41 | 2004-09-24 00:46 | 凄いぞ!ニッポン
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